主に雑木を使い、自然の景色を手本とした庭をつくります。
自然のありのままを表現するのではなく、ある自然の一部を切り取り、無駄を省き、
あくまでも庭の中で自然を感じられる空間づくりです。
雑木を使う庭は和風建築や洋風建築にかかわらず、どのような家にも調和し、
居心地の良い空間を私たちに提供してくれます。
しかし、ただ適当に雑木を植えたから自然風の庭だ、という訳ではありません。
住宅に合う造園材料（樹木、石、添景物など）を吟味し、取り合わせ、
それらを自然に扱いながら配置や向き、角度に細心の注意を払い
あまり華美になり過ぎないように作っていくことで
住む人にとって飽きの来ない心地よい庭がうまれます。
「何か良いよね。」
そう言われる庭を演出いたします。

庭の完成は出来上がってから3年後から5年後になります。出来上がりは何か物足りなく感じられるかもしれません。
しかし、3年から５年の間に植物が根付き、木々に勢いが出て地面に苔も生え、その場所に馴染んできます。
そうなる頃が庭の完成です。
そうなると必要になってくるのが庭の「手入れ」です。これはとても重要なことです。
よく街などで見かけられる街路樹剪定。枝先をブチブチと切り詰めて、丸坊主にする剪定です。
これを自然風の庭でやってしまうと、せっかく植えた木々の個性はなくなり、
さらさらとした自然の雰囲気が壊れ、空間が台無しになってしまいます。
枝先を切り詰めなくても自然の風合いを残しつつ、木々の成長を抑える方法はあります。
それには高度な剪定技術が求められますので、是非任せたいただきたい仕事のひとつです。
また、日々の管理も大切です。
お客様の愛情が庭を育てるといっても過言ではありません。
除草、水撒き、落葉掃き。
しかし、あまり大げさに考えずご相談ください。アドバイス、サポート致します。